Postfixのインストール


Postfixはsendmailに代わるMTA (Mail Transport Agent)として開発されたソフトウェアで、sendmailとの互換性が高く、安全、メンテナンスが容易、速い、などの特徴を兼ね備えたメールサーバソフトです。
最近ではLinuxの一部のディストリビューションで標準のMTAとして採用されています。

このサーバではsendmailではなく、Postfixを導入します。

exim4の削除

debianではデフォルトのMTAとしてeximというのが入っています。あまりメジャーなMTAではないのでeximをアンインストールしてしまいます。

eximが起動しているか確認します。

# ps -ef | grep exim
101       2518     1  0 Apr28 ?        00:00:00 /usr/sbin/exim4 -bd -q30m
root      8239  8234  0 23:56 pts/0    00:00:00 grep exim
#

起動していたので、停止します。

# /etc/init.d/exim4 stop
Stopping MTA: exim4_listener.
#

ちゃんと止まったか確認します。

# ps -ef | grep exim
root      8254  8234  0 23:57 pts/0    00:00:00 grep exim
#

apt-getコマンドでexim4をアンインストールします。

# apt-get remove --purge exim4
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
以下のパッケージは「削除」されます:
  exim4*
アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 1 個、保留: 85 個。
この操作後に 73.7kB のディスク容量が解放されます。
続行しますか [Y/n]? y
(データベースを読み込んでいます ... 現在 102722 個のファイルとディレクトリがインストールされています。)
exim4 を削除しています ...
exim4 の設定ファイルを削除しています ...
#

Postfixのインストール

apt-getコマンドでPostfixをインストールします。

# apt-get install postfix
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
提案パッケージ:
  postfix-mysql postfix-pgsql postfix-ldap postfix-pcre sasl2-bin resolvconf postfix-cdb
  ufw
以下のパッケージは「削除」されます:
  exim4-base exim4-config exim4-daemon-light
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  postfix
アップグレード: 0 個、新規インストール: 1 個、削除: 3 個、保留: 85 個。
1224kB のアーカイブを取得する必要があります。
この操作後に 934kB のディスク容量が解放されます。
続行しますか [Y/n]? y
取得:1 http://ftp.jp.debian.org lenny/main postfix 2.5.5-1.1 [1224kB]
1224kB を 1s で取得しました (885kB/s)
パッケージを事前設定しています ...

パッケージの設定



   ┌────────────────────────────┤ Postfix Configuration ├──
   │ あなたの用途に合ったメールサーバ設定形式を選んでください。                      │
   │                                                                                 │
   │  設定なし:                                                                      │
   │   現在の設定をそのままにしたいときに選びます。                                  │
   │  インターネットサイト:                                                          │
   │   メールは SMTP を使って直接送受信されます。                                    │
   │  スマートホスト付きインターネット:                                              │
   │   メールは SMTP を使って直接、あるいは fetchmail のようなユーティリティ         │
   │   を実行して受信されます。送出メールはスマートホストを使って送信されます。      │
   │  サテライトシステム:                                                            │
   │   すべてのメールは配送用の「スマートホスト」と呼ばれる別のマシンに送られます。  │
   │  ローカルのみ:                                                                  │
   │   配送されるのはローカルユーザへのメールのみです。ネットワークはありません。    │
   │                                                                                 │
   │ メール設定の一般形式:                                                           │
   │                                                                                 │
   │                        設定なし                                                 │
   │                       インターネットサイト                                      │
   │                       スマートホスト付きインターネットg                         │
   │                        サテライトシステム                                       │
   │                        ローカルのみ                                             │
   │                                                                                 │
   │                                                                                 │
   │                      <了解>                        <取消>                       │
   │                                                                                 │
   └────────────────────────────────────────────



パッケージの設定







 ┌──────────────────────────────┤ Postfix Configuration ├
 │ "メール名" はドメイン名が指定されていないときに「すべての」メールアドレスを "修飾"  │
 │ するのに使われるドメイン名です。これは <root> への/からのメールを含みます:          │
 │ root@example.org で受け付けるようになっていない限り、root@example.org からのメール  │
 │ をあなたのマシンから送出しないようにしてください。                                  │
 │                                                                                     │
 │ この名前はほかのプログラムによっても使われます。これは、メールがそこから送出される  │
 │ ことになる単一の完全修飾ドメイン名 (FQDN) にすべきです。                            │
 │                                                                                     │
 │ そのため、たとえばローカルホストのメールアドレスが foo@example.jp なら、            │
 │ example.org がここでの適切な値となります。                                          │
 │                                                                                     │
 │ システムメール名:                                                                   │
 │                                                                                     │
 │ hogehoge.net_______________________________________________________________         │
 │                                                                                     │
 │                       <了解>                         <取消>                         │
 │                                                                                     │
 └────────────────────────────────────────────







パッケージの設定







 ┌──────────────────────────────┤ Postfix Configuration ├
 │ ドメイン、ホスト、ホスト:ポート、[アドレス] または [アドレス:ポート] を指定してく   │
 │ ださい。MX 探索を行わないようにするには [宛先] 形式を使います。リレーホストがなけ   │
 │ ればここは空のままにしておきます。                                                  │
 │                                                                                     │
 │ 複数のホストを指定しないでください。                                                │
 │                                                                                     │
 │ リレーホストパラメータは、オプションの transport(5) テーブルに適合するエントリがな  │
 │ いときにメールを送るデフォルトのホストを指定します。リレーホストが与えられていない  │
 │ ときには、メールは直接宛先に発送されます。                                          │
 │                                                                                     │
 │ SMTP リレーホスト (なければ空):                                                     │
 │                                                                                     │
 │vsmtp.dream.jp:587__________________________________________________________________ │
 │                                                                                     │
 │                       <了解>                         <取消>                         │
 │                                                                                     │
 └────────────────────────────────────────────







dpkg: exim4-base: 依存関係に問題があります。しかし要求に従い削除しています:
 exim4-daemon-light は以下に依存 (depends) します: exim4-base (>= 4.69).
(データベースを読み込んでいます ... 現在 102718 個のファイルとディレクトリがインストールされています。)
exim4-base を削除しています ...
Stopping MTA:.
exim4-config を削除しています ...
dpkg: exim4-daemon-light: 依存関係に問題があります。しかし要求に従い削除しています:
 bsd-mailx は以下に依存 (depends) します: exim4 | mail-transport-agent ...しかし:
  パッケージ exim4 はまだインストールされていません。
  パッケージ mail-transport-agent はまだインストールされていません。
  パッケージ exim4-daemon-light は mail-transport-agent を提供していますが、削除されようとしています。
 at は以下に依存 (depends) します: exim4 | mail-transport-agent ...しかし:
  パッケージ exim4 はまだインストールされていません。
  パッケージ mail-transport-agent はまだインストールされていません。
  パッケージ exim4-daemon-light は mail-transport-agent を提供していますが、削除されようとしています。
exim4-daemon-light を削除しています ...
Stopping MTA:.
man-db のトリガを処理しています ...
未選択パッケージ postfix を選択しています。
(データベースを読み込んでいます ... 現在 102587 個のファイルとディレクトリがインストールされています。)
(.../postfix_2.5.5-1.1_i386.deb から) postfix を展開しています...
man-db のトリガを処理しています ...
postfix (2.5.5-1.1) を設定しています ...
Adding group `postfix' (GID 118) ...
終了。
Adding system user `postfix' (UID 113) ...
Adding new user `postfix' (UID 113) with group `postfix' ...
Not creating home directory `/var/spool/postfix'.
Creating /etc/postfix/dynamicmaps.cf
Adding tcp map entry to /etc/postfix/dynamicmaps.cf
Adding group `postdrop' (GID 119) ...
終了。
setting myhostname: hogehoge.com
setting alias maps
setting alias database
changing /etc/mailname to dhogehoge.com
setting myorigin
setting destinations: dhogehoge.com, debian. localhost.hogehoge.com, localhost
setting relayhost: vsmtp.dream.jp:587
setting mynetworks: 127.0.0.0/8 [::ffff:127.0.0.0]/104 [::1]/128
setting mailbox_command
setting mailbox_size_limit: 0
setting recipient_delimiter: +
setting inet_interfaces: all

Postfix is now set up with a default configuration.  If you need to make
changes, edit
/etc/postfix/main.cf (and others) as needed.  To view Postfix configuration
values, see postconf(1).

After modifying main.cf, be sure to run '/etc/init.d/postfix reload'.

Running newaliases
Stopping Postfix Mail Transport Agent: postfix.
Starting Postfix Mail Transport Agent: postfix.
#

メールサーバの設定形式には「インターネットサイト」を、システムメール名にはホスト名とドメイン名を合わせたFQDNを、SMTPリレーホストには別述するOP25B対応で使用するISPのメールサーバーを入力します。

インストールが終了すると、自動的にpostfixが起動します。

# ps -ef | grep postfix
root      8892     1  0 00:05 ?        00:00:00 /usr/lib/postfix/master
postfix   8893  8892  0 00:05 ?        00:00:00 pickup -l -t fifo -u -c
postfix   8894  8892  0 00:05 ?        00:00:00 qmgr -l -t fifo -u
root      8901  8234  0 00:06 pts/0    00:00:00 grep postfix
#

Postfixの設定

Postfixの設定ファイル /etc/postfix/main.cfを以下のように編集します。

#自サーバーホスト名に変更
myhostname = hogehoge.com
 #自サーバーのホスト名を追加
mydestination = $mydomain, hogehoge.com, localhost.localdomain, localhost

#このサーバーを中継できるクライアントを設定する。 #通常は自ネットワーク内の端末を設定する。
mynetworks = 127.0.0.0/8, 192.168.1.0/24

#procmailの部分はコメントアウト
#mailbox_command = procmail -a "$EXTENSION"

#受け取れるメールサイズの上限を10MBに設定
message_size_limit = 10240000

#mailboxをMaildir形式に設定
home_mailbox = Maildir/

Postfixを再起動します。

# /etc/init.d/postfix restart
Stopping Postfix Mail Transport Agent: postfix.
Starting Postfix Mail Transport Agent: postfix.
#

メール配送のテスト

Postfixが立ち上がったところでメール送信のテストをしてみましょう。
まずはローカルからtelnetを使ってメールを送ってみます。

# telnet localhost 25
Trying 127.0.0.1...
Connected to localhost.
Escape character is '^]'.
220 hogehoge.com ESMTP Postfix (Debian/GNU)
mail from:hoge@hogehoge.com
250 2.1.0 Ok
rcpt to:root@hogehoge.com
250 2.1.5 Ok
data
354 End data with <CR><LF>.<CR><LF>
Subject: TEST
test postfix .
250 2.0.0 Ok: queued as F16AD2C063
quit
221 2.0.0 Bye
Connection closed by foreign host.
#

どうでしょうか。 rcpt to:で指定したメールアドレスにメールが届くはずです。
まだPOPやIMAPの方を設定してない場合は/var/log/mail.infoなどをみると配送処理を行おうとしているのがわかります。

Aliasの設定

rootユーザにはシステムのエラーメッセージなどがメールで送られてきます。
普段はrootユーザは使用しない(するべきではない)ので、普段使用するユーザに向けて転送しましょう。

/etc/aliases内を以下のように編集し、rootのメールをユーザー名hogeに転送します。

# vi /etc/aliases
#root:root
root:hoge

設定を反映させます。

# newaliases
# /etc/init.d/postfix reload

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